包装設計における注意点・工夫・提案
かなり大きなアンティーク家具がありました。
本件はお引越しにあたりアンティーク家具の梱包輸送ご依頼いただいたすべてのアンティーク家具を梱包輸送するため、お客様へどのレベルの梱包・輸送を希望されているのか事前にヒヤリングを行い、梱包資材・輸送機材を段取りする必要がありました。
アンティーク家具の梱包仕様は様々でコストを考慮したエアキャップでの簡易包装から、薄葉紙やクラフト紙、巻ダンボールなどや、または手作りで専用段ボールを用意し、梱包するケースなどバリエーションは豊富です。
打ち合わせした結果、今回は家具自体のストレスを考慮し薄葉紙、クラフト紙、巻ダンボールでの梱包を施すことになりました。漠然と巻ダンボールで巻いて梱包完了ということではなく、開梱後、素早くお部屋に設置できるよう剥がしやすいテープを使用し、梱包作業を行います。
開梱作業で剥がれにくいテープを使用するとカッターを使用されるリスクや強引に梱包材を破られる可能性があり、丁寧に梱包をしてもダメージを与えてしまうことが考えられるからです。
アンティーク家具の場合、ダメージ箇所や破損しかけているポイントはお客様が一番理解をされているので、相談しながら梱包することで今回も梱包は問題なく完了し、無事に搬出することができました。
また、打ち合わせした結果、搬入先のエレベーターが入らない事がわかり階段で搬入も考えましたが、らせん状の階段を荷上げする事でアンティーク家具のストレスを与える事を考えると階段で搬入する事を断念!大きなベランダが設置場所へつながっていることもありお客様へラフタークレーンでの搬入をご提案。
無事、梱包・搬出・搬入終了し、お客様は大満足されました。